人間だれしも失敗はしたくないもの、しかもそれが「お金」に関することならなおさらですよね。
前回記載したiDeCoのデメリットを紹介する記事では、主に維持費や手数料のお話をさせていただきました。iDeCoはサービスの性質上「老後の不安をなくすための政府から僕たち若者に対するギフト」的な側面があり、過剰な売買を抑制し、税金をあまりかけません。
ですから、僕たちとしては、iDeCoの口座で「定期預金を組む」あるいは「投資信託で運用する」どちらかを選択することになります。
とはいえ、初心者の方で投資をされたことがない人は何を基準に選んでいいかわからないと思います。そして、銀行、証券会社、保険会社で取り扱っている商品があることからも、どこからなにをすればいいのだろうか?と考えるのは当たり前のことです。
この記事では、82あるiDeCo口座の開設可能な金融機関のなかから選ぶ基準となるコストでネット証券会社で口座開設をするメリットを記載したいと思います。
目次
iDeCo口座で取り扱う金融商品数で比較
例えば、スーパーマーケットで買い物をする際、自分の気に入った食材を購入したいのに、イオンにはなくて西友には希望の商品がある、といった、「お店によって取り扱う商品が違う」のは投資商品でも同じです。ですから、自分が欲しいと思った商品があるところで口座開設をするのが望ましいです。しかも口座の移管に伴う手続きには時間と費用がかかるため、できれば信頼できる金融機関に口座を最初に選択を行いそのまま変更せずに運用していくのが理想的。
SBI証券が64の金融商品を取り扱いトップ
銀行、郵便局 | 取扱金融商品数 |
ゆうちょ | 31 |
スルガ銀行 | 33 |
静岡銀行 | 20 |
ネット証券 | |
SBI証券 | 64 |
楽天証券 | 31 |
マネックス証券 | 22 |
この表では比較的金融商品の多いゆうちょ、地銀で有力なスルガ銀行、静岡銀行を比較させていただいてます。(実際に僕が利用している金融機関でもあります)
銀行の中では比較的取扱い商品数の多い2行ですが、ネット証券と比べると少ないんです。(商品数が多いからといって確実な資産運用ができるとは限りませんが・・・)
ネット証券ではSBI証券の取り扱う金融商品数が群を抜いてトップです。2位は岡三証券の40です。
- 保険会社ではソニー生命保険の25が最多
- 小規模なところでは取扱金融商品が3つしかないということも
投資する場合リバランス(投資する商品の保有額やバランスを年齢やその時の経済状況によって組み替えたりすること)を有利に行える点でもネット証券は有利です。
そのほか、分散投資を自動的に行える低コストな優良投資信託を販売している証券会社を選ぶのが最も賢い選択です。
下記記事では、実際に7社に資料請求を行い、銘柄や手数料なども鑑みた僕のオススメを紹介していますので是非参考にしてください。
長期的な資産形成をするならコストが安いネット証券を選びたい|iDeCo口座開設する時の手数料で金融機関を比較
積み重なった費用は長い期間で見ると大きなお金になります。
現在、iDeCoを取り扱っている金融機関(銀行、証券、保険)は82あります。この82からどこを選んでもかまわないのですが、利用できるのは1つだけです。一番やってはいけないことは、その金融機関に銀行口座や既に加入している保険があるからといって軽々に判断することです。
投資を行うにあたって、一番大切なことは、単純に第三者に支払うコストを下げるということ。これを忘れないようにしましょう。
『地方銀行』『ゆうちょ』と『ネット証券』では運用手数料が年間で3000円以上の差
例えば、元本保証型の定期預金積立を選択する場合でも、iDeCoは60歳まで引き出すことはできません。本来ならば預けられたお金は運用するのが銀行の役割ですが、元本保証と謳っていることもあり、あなたから預けられたお金をきちんと担保しなければならず、口座維持費を取らないと銀行にとって利益になりません。
そしてそれは毎月の運用手数料に現れます。
銀行、郵便局 | 運用期間中毎月必ずかかる手数料 |
ゆうちょ | 422円 |
スルガ銀行 | 437円 |
静岡銀行 | 480円 |
ネット証券 | |
SBI証券 | 167円 |
楽天証券 | 167円 |
マネックス証券 | 167円 |
一目瞭然ですね。
銀行でiDeCoを開設すると35年間で10万円も損する
- 25歳から60歳までの420か月間で計算
- 差額は10万7100円でネット証券で開設した方がお得
- 保険会社はゆうちょよりも高い
運用にかかる毎月の維持費は長期的な運用を目的としたiDeCoだからこそコストを下げないと損をします。
iDeCo(確定拠出年金)営利業務が行いづらい|銀行への謎の安心感は捨てましょう
「銀行だったらライフプランの相談や投資助言を手厚くしてもらえるんじゃないの?」と思うかもしれませんが残念ながらそれはありません。なぜならiDeCoは原則窓口で相談を取り扱いをしていないからです。
なぜかというと、窓口に人を置く=人件費がかかる。なのでかかった人件費はどこからか(僕たちの投資金額)回収しなければなりませんよね?でもiDeCoは儲けを優先することはできないので対面での相談は行えないようになっています。
だから、コストの安いネット証券を選ぶのをおすすめします。
まとめ:iDeCoの口座はネット証券で10万円得をし、ライフプランシミュレーターが簡単に使えるマネックス証券がおすすめ
この記事では最もメジャーなSBI証券を紹介しましたが、初心者にはマネックス証券での口座開設をお勧めしたいと思いました。
SBI証券ももちろん優良な証券会社なのですが、初心者に最も親切なのはマネックス証券です。
マネックス証券では低コストで運用できる投資信託にのみ注力、厳選しており資産運用での失敗を防いでくれます。
マネックス証券は自分の年金を作るiDeCoとして安心安全に資産形成を行えるよう自分に合ったライフプランシミュレーター通称『iDeCo専用ロボアドバイザー「iDeCoポートフォリオ診断」』が使えることで、加入者数を増やしています。
こうしたツールを使った上で実際にどういった銘柄を選択すればよいのか。
そちらも記事にしましたので下記記事を是非参考にしてください。