老後の年金受給年齢までに必要な金額が2173万円だって知ってましたか?
早く始めた方が良いことってたくさんあります。
貯金にしろ、投資にしろ「時間」が味方に付くのであればいのいちばんにやるべき。そうは思いませんか?
とはいえ、これができないひとが大半なのが事実なのです。iDeCoの目的は「老後に備えた年金づくり」ですが、迷っている方が多いこと多いこと。
冒頭の2173万円は2015年に発表された「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査] の設問25の回答です。
問25
あなたのご家庭では、老後の生活費として、毎月最低どれくらい必要と思いますか(現在
の物価水準を基準にお答えください)。
2 7万円
また、老後の生活資金として、主に家計を支えている方の年金支給時に準備しておけばよ
い金融資産残高は、最低どれくらいだとお考えですか。2173万円
2173万円って…最新の2017年版では2080万円とでていました。
あくまで、この数字は二人以上の世帯に住む人を対象に行ったデータではあるのですが、それにしても多いと感じます。
お金に関する不安は尽きないということなのでしょう。今回の記事では主に2017年の家計の金融行動に関する世論調査二人以上の世帯から世の中の人ってこんな感じだよ!というのをくみ取ってもらえれば幸いです。
まずは、この不安に感じてるはずの人たちの矛盾点から記載していきます。
目次
老後に不安を抱えている人の数は多いのにiDeCoを利用していない人がたくさんいる
このデータは。上記世論調査の老後の暮らしについての設問で、「老後のくらしは経済的に不安かどうか?の問いに対しての答案です。」
もちろん、この統計上のデータに60歳以上の人も含まれています。ぶっちゃけこの回答で心配していないを選択しているのは金融資産が2000万以上ある人たちだけじゃないのか?とも思います。
80%以上が『老後に不安を感じている』といった統計データ。
そして、その根幹にある不安である理由について70%人は「年金や保険が十分ではないから」「金融資産がないから」といった理由です。
不安とは、何が起きるかわからないことに対して人間が持つ感情です。じゃあ何かの対策をとるのか?一方で楽観的に考えている方が多いのもまた事実です。
みんな「働けばいいか」と思っている。
意外と楽観的なデータだなと僕は思ったのですが、みなさんはどうでしょうか?
公的年金に頼りたいという人が80%ですね。
複数回答可の質問ではありますが、見えてくるものはあります。
公的年金に頼りながら働らきながら、老後を過ごせばよいと考えている人は多そうです。
また、金融資産の取り崩し、の項目がありますが、冒頭の2173万円という金額を貯金してきた人はそれを取り崩して生活するということなのでしょうか。
20代ではiDeCo(個人型確定拠出年金)を知らない、使わない人が99%
要するに、この統計の20代の若者が自分の持ってるお金をどこに振り分けているかというデータ。20代の資産総額は342万円ということでした。
預貯金と定期預金が70%以上を占め、とても「資産運用を行っている」とは言えない結果になっています。
ちなみに、記載される個人年金保険はiDeCoではなく、民間の保険会社が販売する個人年金保険。
この統計データでは、NISA、ジュニアNISA、iDeCoの設問を別枠で設定しています。
若い20代こそ定期預金を辞めて今すぐiDeCoを使うべきなのだけれど
個人型確定拠出年金は、所得税や住民税を節税できることや、投資信託などの売却益が非課税であることなどがメリットです。
したがって、早いうちにやっておくと有利です。それに、将来の年金支給額が下がることを見越しての制度であるため、将来への不安を感じている人こそやったほうが良いとは思うのですが…
長期的な資産運用のメリットとして、20年程度のスパンで見た場合複利によるドルコスト平均法を使えば『負け』がほとんどありませんし、たくさん積立が必要なわけでもありません。
反対に40代過ぎてからiDeCoを検討する方が多いのは非常にもったいない。
もし、20代の方がこの記事を読んでいたならiDeCoのメリットをまとめた記事【20代は必ず読め】知らなきゃ損する『iDeCo』の情報まとめも記載してますので是非ご覧ください。