iDeCo(個人型確定拠出年金)を最近知っていよいよ始めてみようと思ってはみたものの

言われるがままこのまま初めて大丈夫かしら?
と思う人は少なくないはず。
僕はといえば小心者のため徹底的にリサーチをして100%納得ができない限り、自らの重い腰をあげるのに苦労します。
今回はそんな慎重かつ計画的な方のためにiDeCoを開始する前の注意点をしっかりとまとめたいと思います。
目次
iDeCo(個人型確定拠出年金)のデメリット注意点5つを紹介

①途中解約不可!自分が積立てた年金を引き出せるのは60歳から
そもそもが年金制度の穴埋めとしての狙いがあるiDeCoでは、原則60歳まで引き出すことができません。
以前、年間で27万6000円を年間で積み立てることができます。と以下の記事で書きましたが、この積立てた金額は60歳にならないと引き出せないため、自動車やマイホーム、妊娠出産時など急な出費を強いられた際にはウィークポイントとなりえます。

もちろん、月々の掛け金は途中で変更することが可能です。
また、途中解約不可とかきましたが、これは特別な事情がない限り掛け金を途中で返してもらうことができないということ。当然ながら、月々の掛け金0円にして、運用口座だけを残しておくということは可能です。
ただし、その場合でも口座管理手数料(64円)は必ずかかってしまうため注意しましょう。
詳細は「iDeCo」途中解約ができない理由と解決策|一時金と3つの特例を紹介まとめましたので是非ご活用ください。

②資産運用は自己責任|しっかりとしたライフプランニングをたてましょう

いったいどこに投資すればいいんだろう?
投資信託で運用を行う場合、れっきとした『投資』に該当するため、元本割れなど当然考えらえれます。そんなとき、どこに投資すればよいのか自分自身で考え決断する必要があります。
元本保証型の定期預金もあるため、「どうしても怖い、考えるのが面倒である」というかたは定期預金を選択するのも一つの手。
しかし、「口座手数料などを加味すると負けが確定」してしまうためできれば投資信託で運用してほしいというのが僕のホンネ
③相談窓口がコールセンターしかない
そのために、このブログを是非参考にしていただきたいのですが、現状iDeCoの相談窓口は電話のみでうけてつけており、窓口で案内することは法律で禁止されています。
金融商品を購入したこともないのに、いきなり電話は怖いですよね?
ただ、考え方として「安易に金融機関を決めて手数料負けさせない」「定期預金を選択する場合は手数料負けする」ということだけ覚えておきましょう。
④諸経費が必ず年間2004円かかる|定期預金を選択した場合は手数料負け
iDeCoは口座手数料、初期手数料が必ずかかるので注意しましょう。
SBI証券や楽天証券などは、本来株取引などで発生する手数料などは0円でまったくかかりません。しかしiDeCoは個人型拠出年金であるため、国民年金基金連合会と信託銀行に毎月167円の手数料を支払う仕組みとなっています。
iDeCoでかかる手数料
- 加入時手数料→初回のみ2,777円
- 口座管理手数料→毎月167円※金融機関によって異なる
そのため、さきほど「口座手数料を加味すると負けが確定」すると記載したのは年間の手数料が2004円かかった場合、定期預金の利息収入で賄えないためです。
とはいえ、『所得税勝ち』している年間の所得課税額が330万円以下の方は、年55,200円以上節税できているため、仮に資産運用で1円も利益がでずに2004円支払ったとしてもiDeCoを選択した方がよいのですが。
また、証券会社を除いた地銀ではこれよりも多い手数料を持っていることもあって、もし、口座開設をするなら証券会社をおすすめします。
詳細はiDeCoは銀行、証券、保険どこで口座開設するのが賢いのか。20代がネット証券を開設すると10万円もお得にまとめました。

⑤資金を置いておけるのはひとつの金融機関だけ|金融機関、証券会社をよく吟味
SBI証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)から他の確定拠出年金へ移換する場合、または、SBI証券から他の金融機関に運営管理機関を変更する場合、4,320円(税込み)の手数料が発生します。支払先はSBI証券となります。
移管も可能なのであとから変更はできますが、手間と時間と費用がかかります。
先ほどもお伝えした通り、手数料をかけるとせっかく税制面で優遇されているのに、手数料負けを発生させることになりかねないので、最初に選択する金融機関をよく吟味しましょう。
また、金融機関の移管手続きには2ヶ月程空白の時間ができてしまい、その間はせっかくのお金が運用されないといった状況になります。
まとめiDeCoを上手に活用する場合は手数料に注意

きちんとリサーチしよう
いかがでしたでしょうか?比較的わかりやすいように注意点を記載させていただきましたが、基本は短期の売買は行わない(手数料で負けてしまう可能性があるから)、お金を運用する前に事前に調べるということです。
ただ、「一概にこれがオススメだからこうしろ!」という情報を信じてもいけないのが『資産運用』です。
余剰資金や人が考える人生設計は一人一人まったく違うからです。あなたのライフプランに沿ったiDeCo積立を行いましょう
iDeCoの始め方をまとめた、【超まとめ】iDeCoの始め方を会社員、自営業向けに解説|サラリーマンやOLでも簡単にはじめられます。こちらの記事を是非ご活用ください。
