楽天証券のiDeCoの特徴は、口座維持手数料が0円で誰にでも使いやすい運用管理画面と、優秀な投資信託32本を取り揃えているところです。
投資信託の商品ラインナップのなかでも楽天証券は、十分なリターンを見込める名うてのファンド、『VTI』(バンガードトータルストックマーケット)や『VT』(バンガード)に投資することができるため、投資オタクのなかでもiDeCo制度を利用して資産を増加させたい層から人気を集めています。
この記事では、32本の厳選商品の中から分散投資されるようオススメを抽出しケースバイケースで紹介したいと思います。
目次
楽天証券のiDeCoでおすすめの投資信託
- 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- たわらノーロード 国内債券
- たわらノーロード 先進国債券
iDeCoを行ううえで資産配分はどうすればよい?
これは、楽天証券ではなく、マネックス証券のロボアドバイザーを用いた『iDeCoポートフォリオ診断です。』
20代における投資は株式比率を高めることができるためリスクランクは9となっており、引退するまでに2000万円以上確保できるという試算。
株式と債券の比率を7:3で保持することが望ましいということですね。(
個人的にREITは不要派です
三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド=商品番号:002
信託報酬等年率0.1728%
日本国内の株式に投資を行いたいという方はこの『三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド』を選択しましょう。
東証株価指数=TOPIXに連動するファンドであるため、『日銀の異次元の金融緩和』を受けてパフォーマンスを上げています。
インデックス投資+低コストな信託報酬が魅力な投資信託です。
楽天・全米株式インデックス・ファンド=商品番号:030
信託報酬等年率0.1696%
楽天・全米株式インデックス・ファンドは楽天証券の中で最も人気のある海外株式投資ファンドです。投資信託の買い付けランキングのなかで並み居る競合投資信託を押しのけ常にトップ3のなかにランクします。
その理由は、米最大手のバンガードという投資会社が発行する『バンガード・トータル・ストック・マーケットETF』に直接投資が行える点であり、採用銘柄に米アップルやFacebookなど成長性が見込めるハイテク企業への分散投資を行うことができる点。
かつ、信託報酬が極めて低い点です。
日本の証券会社や銀行では到底まねできないような低コストを実現できる理由は、アメリカ最大手のファンド商品にそっくりそのまま投資できるから。
3か月で5%以上も資産が増加するという驚きのパフォーマンスを発揮することもあり、長期で資産運用を行う上で絶対に組み入れたい投資信託の1つです。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド=商品番号:031
信託報酬等年率0.2296%
こちらは、全世界株式に投資を行う『バンガード・トータル・ワールド・ストックETF』に直接投資するタイプのファンドです。
楽天・全米株式インデックス・ファンドよりも信託報酬はやや高いのですが、世界に分散するといった意味では投資の王道といえるでしょう。
僕の個人的な見解は下記ツイートの通り、
これしかもってないけど楽天VTIつおい。
アメリカファースト政治では、ノールック投資法としてVTI購入だけを押す。
分散投資してアメリカがこけて新興もコケるという図式は間違いないと思われ。
そのくせアメリカ市場の回復が世界最速なので。アメリカだけでいいのではと思っています。 pic.twitter.com/6sEoKsfcKY— usshi@為替と日経と投資 (@20daitoushilife) 2018年8月29日
楽天・全米株式インデックス・ファンドと楽天・全世界株式インデックス・ファンドはどちらか一方を購入しておくだけでよいと個人的には思っています。長期で資産運用を行う上では、信託報酬コストが低い『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の組み入れが良いと考えています。
理由は上記の通りで、たとえ米国株式が落ち込んだとしても一番最初に回復するのは米国市場だからという理由です。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド=商品番号:026
信託報酬等年率0.62%
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの特徴として、株式と債券を50:50で構成されています。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを購入するということは、自動的に超安全な分散投資を行うということにほかならず、先ほどの楽天・全世界株式インデックス・ファンドを組み入れるよりはこちらを組み入れた方が良いと思われます。
また、為替ヘッジがないため最大効率の投資パフォーマンスを発揮できます。
※為替ヘッジとは為替差損を被らないため為替予約を行うこと、損失を限定させるが利益も減る
株式においてはこの上記4つ
- 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
で、構成することでインフレリスクに耐えうるポートフォリオの構築が可能です。
特にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは債券投資も自動で行うため、これ一本でも十分イケます。
たわらノーロード 国内債券=商品番号:007
信託報酬等年率0.1512%
日本国国債、地方債、社債などに投資を行うファンドオブファンドです。
日本国内の債券市場は、他国と比較しても安定しているため、大きなリターンは望めませんがリスクも低いです。
株高=債券安という相関性もあり株式相場が落ち込んだ際はコレが逆転するようになっています。
地盤を固めるといったニュアンスが正しいです。
たわらノーロード 先進国債券=商品番号:015
信託報酬等年率0.1836%
主に米国債券を行うのが『たわらノーロード 先進国債券』です。
2018年の9月現時点で『世界的な金融緩和相場』において、債券投資のメリットが良くわからないと考えている方も多いと思いますが、株式が軟調になる際に債券投資は盤石なパフォーマンスを上げてくれるために分散投資を行います。
楽天証券のiDeCoを選んだのであればターゲットイヤー型を検討すべきか
個人型確定拠出年金は米国ではすでにメジャーな自分年金ですが、投資先進国の米国や英国では、ターゲットイヤー型の投資信託がとても人気です。
投資を行う上で最も大切なのは『時間』です。
時間のある若者ほどリスクある株式に投資し、中堅を過ぎた40代後半に差し掛かったら株式比率を下げ債券比率を上げて資産を守りながら逃げ切りましょうといったコンセプトがターゲットイヤー型の特徴です。
株式で資産を増やし、債券で増やした資産を守る。といった攻防いったいで資産運用を行うことができるのが『楽天ターゲットイヤー2030・2040.2050』です。
まとめ:楽天証券でiDeCoを使うならバンガードを多用しよう。
ローコストリーダーとして超優良な世界最大手のバンガードをiDeCoに組み入れているため、楽天証券でiDeCoを行う場合。
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
を買うことはマストといっても過言ではありません。
20代であれば楽天・全米株式インデックス・ファンドとたわらノーロード 先進国債券を7:3で保有するといった超単純なポートフォリオが最強だと思います。
また、こうした優良なファンドは楽天ポイントでも投資を行うことができるため、自分用の年金を作るiDeCoと切り離して考え、iDeCoでは元本確保型の『みずほDC定期預金』をチョイスするという選択肢もありだと思います。