投資

【トレステPCの評価】株トレードにおすすめできるパソコンかPCレビュワーが評価をしていくよ。

2018年11月15日ユニットコムから発売された、『トレステPC』とはマネックス証券のトレードステーション=株の取引ツールをプリインストールした状態でパソコンが購入できるという点が魅力のデスクトップPCです。

うっしー
うっしー
発売当初から有名トレーダー・テスタ 氏がレビュー記事に顔出ししていて、結構本気なトレード用デスクトップPCなのだなと思いました。

この記事ではメインブログでPCレビューをなりわいとしてる僕が実際にどの程度のPCなのかを紹介しながらオススメポイントを紹介していきます。

トレステPCラインナップと特徴

ラインナップ

トレステPC(2画面) トレステPC(4画面) トレステPC(6画面) トレステPC(8画面)
型番 PRO-TSPC.2 v1 PRO-TSPC.4 v1 PRO-TSPC.6 v1 PRO-TSPC.8v1
CPU Core i3 8100 Core i5 8500 Core i7 8700 Core i8700
GPU intel UHD Graphics 630 GeForce GT1030/intel UHD Graphics 630 Quadro P620 2GB/intel UHD Graphics 630 Quadro P620 2GB×2/intel UHD Graphics 630
メモリ 8GB 8GB 16GB 16GB
SSD なし 240GB 240GB 240GB
HDD 1TB なし 1TB 1TB
ドライブ DVDスーパーマルチ DVDスーパーマルチ DVDスーパーマルチ DVDスーパーマルチ
モニター 2枚 4枚 6枚 8枚

 

21.5インチのベゼルの狭い(狭額縁)モニターが標準で付属

画像は僕のメインブログXUB2390から

 

トレードにおいて、ディスプレイを複数用意するのは、パソコンからモニターに映し出される情報を瞬間的にインプットする必要があるからです。

そのため、トレステPCにはiiyamaから発売される液晶ディスプレイ『iiyama ProLite XU2290HS-B2』がそれぞれ標準構成としてついてきます。(構成から除外すれば価格が安くなる)

また、縦横の稼働もカバーしており、トレード用のモニターとしてのコスパが高い(色域や見え方はハイクラスのモニターと比較するとやや見劣りする。

詳細は下記記事を参照していただければと思います。(僕のメインブログの記事です

DSP版のWindws 10

メーカー製PCが嫌という方の中に、独自のBIOSやOEMのWindowsが嫌いという方がいらっしゃいますが、トレステPCシリーズはすべてDSP版で構成されているため、メーカー独自仕様ではなく、純粋なWindows機として利用することができます。

そのため、故障時の修理などが自分でもしやすいですし、延長保証も3-4年まで可能ですので、購入した後も非常に楽です。

パソコン、モニターの設置取付が無料

「ハードウェアは苦手なんだよな。」という初心者の方におすすめできるのが、パソコンの設置を無料で行ってくれる点。

パソコンの設置作業がなかなか大変でして、モニターの重量一つとっても5kg程度あります。パソコン本体も5kg程度で数年前のモデルと比べれば、設置はしやすいですが、専門業者に頼んで自分の理想の置き場所を探した方が理想的なトレード環境を構築しやすいですし、なにしろ無料なので使わない手はないです。

といった特徴があります。

PCの設置や、液晶モニターのセット購入で少しお得な包括的なサービスが売りですので検討される方はフルセットで購入することをオススメします。

PRO-TSPC.2 v1最小構成で実現するトレードパソコン

iiyamaスリムPCにモニター2枚を搭載したPRO-TSPC.2 v1です。

スペック

OS Windows 10 Home 64ビット(DSP版)
CPU Core i3 8100
iGPU Intel UHD Graphics 630
メモリ 8GB
ストレージ 1TB HDD
ドライブ DVDスーパーマルチ
インターフェース PS/2コネクタ(キーボード/マウス兼用)×1 ,アナログ8chサウンド(ライン出力×1/ライン入力(サイド出力)×1/マイク入力×1/センター・サブ出力×1/リア出力×1) ,S/PDIF出力(角型)×1 ,USB 3.0×6(前面×2,背面×4) ,USB 2.0×2(背面×2) ,1000BASE-T LANポート×1 ,マザーボード側ディスプレイ出力(DVI-D×1/DisplayPort×1)
セキュリティ TPM2.0
サイズ 98mm×奥行403mm×高さ363mm

性能について

メインブログによるCPUのパフォーマンスを測るベンチマークテスト実機テストの結果。

インテル第8世代CPU「Core i3 8100」のパフォーマンスは第4世代のフラッグシップCPUであるintel Core i7 4770程度の実力があります。

なかでもIntel UHD Graphics 630は軽めの3Dゲームが動かせる程度にパフォーマンスが高くなったため、専用のグラフィックボードがなくても2画面程度の出力であれば余裕です。

本体のサイズ感

実際にユニットコム(パソコン工房)のグループ会社マウスコンピューターのスリム型PCをレビューした際に計測してみた写真です。実機ではありませんが、ほぼ同じ構成であるため参考になると思います。

厚さは書籍4冊程度ですので、省スペースでパソコンを設置したい人におすすめです。サイズ感としては、ほぼ正方形に近いので、設置場所には困らないでしょう。

マザーボードの拡張性について

こちらも同様に、マウスコンピューターレビュー品の写真ですが、トレステPCはmsi社の”Z370M-S01″を採用しているため、メモリースロットは4つです。

マザーボード自身の拡張性は高いのですが、基本設計が”スリム”であるため、専用グラフィックボードを後付けする場合、LowプロファイルGPU(省電力のもの)しかさせないため注意が必要です。

Z370M-S01はDisplayportとDVI端子にUSB3.0が×4、USB2.0が×2とあとは光ケーブル(S/PDIF)角型にも対応しているため、音楽を楽しみながらトレードをするのに向いています。

PRO-TSPC.2 v1
デザイン 省スペース
パフォーマンス 過不足のないパフォーマンス
おすすめ度

参考ページ公式ページ

PRO-TSPC.4 v1専用グラフィックボードを搭載した4画面モデル

スペック

OS Windows 10 Home 64ビット(DSP版)
CPU Core i5 8500
GPU NVIDIA GeForce GT1030/Intel UHD Graphics 630
メモリ 8GB
ストレージ 240GBSSD+1TB HDD
ドライブ DVDスーパーマルチ
インターフェース PS/2コネクタ(キーボード/マウス兼用)×1 ,アナログ8chサウンド(ライン出力×1/ライン入力(サイド出力)×1/マイク入力×1/センター・サブ出力×1/リア出力×1) ,S/PDIF出力(角型)×1 ,USB 3.0×6(前面×2,背面×4) ,USB 2.0×2(背面×2) ,1000BASE-T LANポート×1 ,マザーボード側ディスプレイ出力(DVI-D×1/DisplayPort×1)
セキュリティ TPM2.0
サイズ 98mm×奥行403mm×高さ363mm

最もコスパの高いCPU Core i5 8500を搭載

第8世代インテル Core i5 8500シリーズの特徴は、自作PCユーザーから評価が最も高いとされています。その特徴として、ハイエンドモデルのCore i7 8700と実性能は変わらずに価格を抑えている点です。上記はCore i5 8400の性能グラフですが、Core i5 8500となると10%程度スコアが上昇します。

SSD240GBとHDD1TBのデュアルストレージ構成

2018年パソコン市場で最もベターな選択肢としてあげられるSSD240GBとHDD1TBの構成は、システムをSSDに格納し、データはHDDに搭載することでPCがクラッシュしても大切なデータは守られるという決まり文句があって評判です。

とはいえ、それが事実であり、SSDとHDDの読込速度は単純に5倍以上高速であるためSSDを搭載しているモデルを選ぶのが賢明です。

ロープロファイルGPU GeForce GT1030を搭載

ゲームをプレイするというよりは、CPUだけでは描画できないモニター出力補助として存在するのがロープロファイルGPUです。

そのため、このモデルから4画面出力が可能となります。

補助電源を必要としないため、省電力,省スペースでグラフィックボードを搭載できます。

モニタースタンド付き

4画面出力のこのモデルからモニタースタンドが付属するようになります。

トレステPCを購入するならGeForce GT1030を搭載した4画面タイプを購入するのがおすすめです。

PRO-TSPC.4 v1
ここに説明文を入力してください。ここに説明文を入力してください。
デザイン 省スペース
パフォーマンス コスパの高い構成
おすすめ度

参考ページ公式ページ

PRO-TSPC.6 v1Quadro P620を搭載した本格株PC

3Dモデリングなどの高付加処理に耐えられるNVIDIAのQuadro シリーズを搭載しています。

スペック

OS Windows 10 Home 64ビット(DSP版)
CPU Core i7 8700
GPU NVIDIA Quadro P620/Intel UHD Graphics 630
メモリ 16GB
ストレージ 240GBSSD+1TB HDD
ドライブ DVDスーパーマルチ
インターフェース PS/2コネクタ(キーボード/マウス兼用)×1 ,アナログ8chサウンド(ライン出力×1/ライン入力(サイド出力)×1/マイク入力×1/センター・サブ出力×1/リア出力×1) ,S/PDIF出力(角型)×1 ,USB 3.0×6(前面×2,背面×4) ,USB 2.0×2(背面×2) ,1000BASE-T LANポート×1 ,マザーボード側ディスプレイ出力(DVI-D×1/DisplayPort×1)
セキュリティ TPM2.0
サイズ 幅175mm×奥行360mm×高さ387mm

Core i7 8700を搭載

Core i7 8700は第9世代CPUが発表されてからも根強い人気を誇ります。第9世代CPUはCore i7 9700Kでインテルのお家芸であるハイパースレッドを閉じてしまい単一コアとしてしか動作しなくなってしまったため(要するに並列処理のパフォーマンスは最新のものと比較して大差がないということ)Core i7 8700に優位性があります。

Quadro P620を搭載したミドルタワーデスクトップ

グラフィックボードにQuadro P620を搭載するためにミドルタワーデスクトップPCになりました。マザーボードはZ370M-S01そのままで、電源が500Wの容量に増えました。

QuadroP620はMini DisplayPort × 4を搭載したこちらもローエンドGPUとなりますが、GT1030よりもモニターの出力数が多いため、Mini DisplayPort × 4+インテル UHD Graphics 630 ×2で最大6画面を実現します。

本体サイズ

本体サイズは175mm×奥行360mm×高さ387mmと2画面モデルや4画面モデルと比べて一回りほど大きくなっています。(幅が増えたため厚みが増した)

一般的なミドルタワーデスクトップパソコンですが、標準よりもややコンパクトなため、部屋の景観を損なわないシンプルなデスクトップPCだと思います。

うっしー
うっしー
ぶっちゃけ金があるならこのパソコンセットを買っとけと僕は言いたい。
PRO-TSPC.6 v1
デザイン シンプルなミドルタワーデスクトップ
パフォーマンス 市場で最も評価の高いCPUを搭載
おすすめ度

公式ページ

PRO-TSPC.8 v1モニター8枚出力可能な最高峰株トレPC

スペック

OS Windows 10 Home 64ビット(DSP版)
CPU Core i7 8700
GPU NVIDIA Quadro P620×2/Intel UHD Graphics 630
メモリ 16GB
ストレージ 240GBSSD+1TB HDD
ドライブ DVDスーパーマルチ
インターフェース PS/2コネクタ(キーボード/マウス兼用)×1 ,アナログ8chサウンド(ライン出力×1/ライン入力(サイド出力)×1/マイク入力×1/センター・サブ出力×1/リア出力×1) ,S/PDIF出力(角型)×1 ,USB 3.0×6(前面×2,背面×4) ,USB 2.0×2(背面×2) ,1000BASE-T LANポート×1 ,マザーボード側ディスプレイ出力(DVI-D×1/DisplayPort×1)
セキュリティ TPM2.0
サイズ 幅175mm×奥行360mm×高さ387mm

Quadro 2枚を採用し、8画面モニターに

基本性能は、6画面モデルと変わりませんが、Quadroが2枚刺さることにより最大8画面の出力まで対応となります。

PRO-TSPC.8 v1
デザイン シンプルなミドルタワーデスクトップ
パフォーマンス Quadro 2枚構成で8枚出力可能
おすすめ度

公式ページ

まとめ:設置作業の有無と保証で選べばよい

ユニットコム(パソコン工房)のパソコンは長野県飯山市で国内生産されているため初期不良は少ないです。これはグループ会社のマウスコンピューターの工場見学に行き確認してきたので、間違いないと思います。

先述したように、モニターの枚数が多くなったり、見栄えを気にする場合自分で設置するとなると重労働となります。

このパソコンセット最大のメリットは重たい機材を設置してくれるうえでモニターがやや割安で購入できることですので、機材の入れ替えなどでトレード用パソコンの購入を検討されている方におすすめできます。

うっしー
うっしー
保証も最大4年間の延長保証に加入できますので併せて検討しましょう。

公式ページ

関連記事