国内で飛ぶ鳥を落とす勢いで発展している投資サービスがウェルスナビなのですが、いったいどんな仕組みで運営されているのか、知らない人も多いと思いますので紹介させていただきます。
投資においても下調べは物凄く重要
最近では、「WealthNavi for ソニー銀行」「WealthNavi for 横浜銀行」「WealthNavi for イオン銀行」などネット証券大手のSBI証券以外でも利用できるようになりました。
え、ウェルスナビってSBI証券じゃないの?
と思った方のための記事ですのでご安心ください。
目次
フィンテックベンチャーとしてのウェルスナビ株式会社
フィンテックとはファイナンシャルテクノロジーの略称であり、今最も注目されているサービスです。
ビットコインあるいは仮想通貨の暗号技術が昨年話題になりましたが、このウェルスナビもフィンテックです。
僕が技術革新という言葉を聞いて思い出すのは
「知識がなくてもパソコンを使うことのできる環境をiPhoneで実現したい」といった元Apple CEO、故スティーブジョブズの想いです。
元来技術の発展は世界をよくするためにだれかが努力して僕たちの生活環境を劇的に変えてくれるものです。
当然、フィンテックにもそうした想いが込められています。
さてなんでしょう。
超金持ちが世界の富を独占しているのは『労働者が投資しないから』|広がる経済格差、日本はまだまし
トマピケティは、「21世紀の資本論」で、お金持ちがもっとお金持ちになれば経済的に貧しい人たちにもその恩恵をあずかれるというトリクルダウン理論を否定しています。
このトリクルダウン理論は現在の日本で行われているアベノミクス政策の中核となる理論ですが、それを行っても貧乏人はお金持ちにはなれません。(僕は政策に対して誤りだというつもりはありません。)
お金は寂しがり屋なのでお金持ちの下に集まる。
とはまさに金融資産を持つ人にさらにお金が集まり、時間を切り売りするサラリーマンやOLには決してお金持ちにはなれないということ。
別にお金持ちになれなくてもいいわ
と考える人はもっともですが、思い出してください、Twitterで話題になるツイートは「クレヨンしんちゃんの野原ひろしになるのすら大変である」ですよ?
今後これが進めば一人で生きていくのもつらい。そんな時代になってしまうかもしれません。
金融の知識がなくても投資を行えるようにするのがフィンテックの役割
こうした問題は日本だけでなく、アメリカや中国がもっとも顕著です。
日本は借金大国でどうしようもない
といった意見があるものの、社会福祉や医療制度が他国に比べても国民に優しく設計されています。(問題はたくさんあるのですが)
さて、アメリカでは日本ほど医療制度が充実していません。マッチョが多いのも常に運動しているイメージなのも、アメリカ人は病気になると莫大な医療費を支払わなくてはならないからです。
運動のほか、アメリカ人が日本人と違って実践していることは「金融教育」です。
小学校4年生から金融の教育を施されたアメリカ人は、現金を預金しておくといった文化がありません。
なぜなら日本のような国民全員が受けられる医療保険制度がないため、将来に対して現実的な教育を施されるからです。
その結果上記グラフのように、日本人の半分が現金で所持しているのに対し、アメリカでは13%程度しか現金を所持していません。
アメリカでは現金を持つ=損をするといった金融教育が幼いころから叩き込まれているので、株式や投資信託に合理的に投資しています。
そんなこといわれても今更勉強できない!
そこでフィンテックです。
幼いころから金融教育を受けていない人にも投資を行わせられるようにAIを使った投資を行えば、時代の流れに置き去りにされず済みます。
さて、少々熱く語りすぎてしまいましたが、ウェルスナビ株式会社はそうした目標を掲げています。
ウェルスナビ株式会社の経営理念がSBI社長の目にとまる
日々、忙しく働くあなたと世界の金融市場を、最先端のテクノロジーで直結する。
WealthNaviはそのために生まれました。
資産を増やし守ることだけに、「今」を費やすことがないように。
あなたの貴重な「未来」が膨らみ続けるように。
今の仕事に全力投球しながら投資を行って僕たちの未来を考えてくれるなんてとても素敵な経営理念ですよね。
当然この想いは、大企業の社長の目にもとまるわけです。
そうSBI証券の北尾社長です。
ウェルスナビは2016年にSBIホールディングス、SBIインベストメント、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、DBJキャピタル、インフィニティ・ベンチャー・パートナーズを引受先とする、総額約15億円の資金を獲得することに成功しました。
主な出資元がSBIホールディングスということで、SBI証券が優先的にサービスを提供してきましたが、ウェルスナビは独立したベンチャー企業です。
ウェルスナビ株式会社は金融機関からの評価もたかい
2015年に立ち上げた会社である、ウェルスナビは2018年4月5日時点で、申込件数9万口座、預かり資産700億円突破する人気の投資サービスです。
このほか冒頭で紹介したように、この春から「ソニー銀行」や「イオン銀行」でも取り扱いが可能になります。
こうした提携により、例えばソニー銀行では毎月5万円の投資信託の購入でデビットカードの還元率が2%になるなどの恩恵を受けることができるようになったりと、積立投資をしやすい環境づくりを行ってくれています。
この様にメジャーなネット銀行からも評価される信頼できる企業であるということ。
きっと、今後も発展していく企業でしょう。
まとめ:世界水準の資産運用とリスク管理をすべての人に
このキャッチーなタイトルはウェルスナビが掲げるミッションです。
最後に僕の話をすると、16歳のころから株式の勉強をスタートしましたが、資産運用は世界経済の動きや日本の政治、技術の発展など日夜変化する情報と絶えずにらめっこになります。
仕事と経済の勉強を両立させるのはとても難しいと感じていました。
今ではサラリーマンではないため、ゆっくりと勉強する時間が取れるということもありますが、お金を得るために、お金のことを考えている時間が長いのは決して幸せではないと思います。
ウェルスナビはその時間を減らし、手軽に運用を行えるサービスとしてこれから投資を始める20代は是非一度検討すべきだと僕は思います。