2018年魔のクリスマスとなった12月24日、日本急場、アメリカ半ドンといった展開でスタートした株価は、日経平均2万円から大きく離れた19500円以下で引けた。
足元の下落要因は定かではないが、とにかく下落して追証が発生し退場者が続出したという事実だけが僕たちが知りえる情報となる。
[東京 26日 ロイター] – 日経平均は一時1万8900円台での値動き。下げ幅が200円を超える場面もあった。米株価指数先物が下げ幅を拡大したことが日本株の重しとなっている。
また「大手証券で4ケタ規模の追い証が発生したとの観測が出ている。規模としては大きく、相場への影響が懸念されている」(国内証券)との声が出ていた。https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-idJPKCN1OP0AB
大口投資家の追証が発生したとの観測から、下げ幅を拡大、その後19300円まで値を戻すもどうやらクジラ(年金)買いが入ったことによるものだそう。
一方で、下落幅ということであれば前回記載した記事【2019年から不況突入?】日経平均2万円割れについて限界貧乏トレーダーの僕が考えること「19250円めどで買っていきたい」と記載したが、12月26日現在では、夜間につけた安値を下回ることなく、安値を18915円付近としている。」
引け間際の大きな買いが入り無理やり19000より上で引けさせたように感じるも、投資家の心理が悪化していることから上値追いの展開になるとは思えない。
この記事では僕のメモ用に、アウトプットのために記載しています、僕自身の投資方針であるため、いつものことながら「こう考えている相場参加者がいる」と考えていただければ幸いです。
2019年の投資方針を決めるための材料
当面は米国株の下値を探る相場
12月25日は休場となり、26日の深夜から取引が開始される米国ダウ平均株価指数のチャート。魔のクリスマスに出来高が増えており、「そろそろセリングクライマックスか」と勘ぐってしまいそうだが、反転のきっかけとなる下髭はおろか陽線になってすらいない。
2017年の12月より米国株を買った人は丸損状態であり、これは追従してきた日本も同様である。
当初、簡単に下げをこなして戻ってくるだろうと考えていた。テクニカル的な水準で見れば買いを入れてもおかしくはない。
とはいえ、同様にこうも思った。「トランプ相場が始まってテクニカル的に売りたい水準で売りを入れた投機家はどうなったか。」
爆死である。
新興国は堅調、投資家心理は米国次第
Trading Viewの51指数のなか「買い」評価のものは、「恐怖指数VIX」「ジャカルタ総合指数」「ベオグラード証券取引所15指数」「南アフリカトップ40指数」の4つのみ
VIX指数は、米国のS&P500の恐怖指数であるため米国株価に帰結する。先に売られていた新興国のパフォーマンスが回復し、米国株から抜け出た資金の逃避先として選ばれている可能性もあり、いずれも投資家心理が好転していると判断するのは時期尚早であるし、悲観的になりすぎるのもまた違うということ。
こうした現状もあり、インデックス投資や長期投資で買いを入れるの早すぎると僕は結論付けた。
短期デイトレでの買いはあり
冒頭で紹介したように、クジラが出現、あるいは日銀のETF買いは年始からも行われると予測され、国のマネーが市場に投下されれば一時的に株価を押し上げる局面が何度もある。
ちなみに、僕は失敗している。
・FOMC前に利確しなかった。
・翌日の戻しを見て損切りせずナンピンした。
・ショートカバーが出るタイミングのリバ取りを失敗した含み損が増える過程でも取れる選択肢はあったのに、全部失敗して優位から一気に絶望感漂う資金繰りに。
連勝後の緊張感の抜けはなんとかならないのかな人間性の問題か
— usshi@為替と日経と投資 (@20daitoushilife) 2018年12月26日
下値を見るまで買いはホールドするな
日経平均株価はありとあらゆる手段を使って20000円台を死守してきた。昨年の外資系の売りを吸収しながら高値を付けた格好となったため、外資が売りで利益を最大化させるつもりであれば、日銀の含み益を消失させてなお下落する可能性は十分ある。
平成28年3月末において保有する株式は、平成38年3月末までに、株式市場の情勢を勘案し、適正な対価で処分するものとする。株式買入等基本要領
あるいは、2026年までに日銀保有の金融機関株式売却を見越しての売りかもしれない。
売り材料を探せば出てくるが、トレーダーに大切なのはその時の値動き大口が狙っているポイントを誰よりも先に見つけてしかけることである。
個人的に、21000円以上で購入している投資家を救う外資がいるとも思えないし、外資が上値で買っている株式現物をどういう方法で処分するのかに注目したい。
一瞬だけ20000円を大きく飛び越えてくる局面があることも想定しながら見守りたい。