インヴァスト証券は東京証券取引所JASDAQに2006年3月に上場した、上場企業です。
デリバティブ商品のFX(外国為替証拠金取引)や株価指数CFDを取り扱っており、FX自動売買やトライオートETFが昨今話題となりますが、これらのシステムを提供する証券会社の中では、規模の大きい証券会社と言えます。
この記事では、インヴァスト証券の提供する主力商品やインヴァスト証券の立ち位置を紹介していきます。
証券会社が用意するシステムトレードのロジックやスプレッドは大切です。しかしそれよりも大切なのは金融商品の取引を仲介する証券会社を選び決め手は、顧客の資産を守る信託保全ができるか否かです。
目次
インヴァスト証券の評価
インヴァスト証券は東京証券取引所JASDAQ(証券コード『8709』)に上場しており、国内証券会社としては有数企業です。
資本金は59億6508万円、資本金規模は国内の大手ネット証券にひけをとりません。
インヴァスト証券は下記に加入しています
- 金融先物取引業協会
- 日本証券業協会
- 日本投資顧問業協会
メイン事業となる、トライオートETFやトライオートで口座開設者数を伸ばしており、預かり資産の総額は国内、国外合わせて800億円※を上回ります。(※グループ会社全体の速報値)
また、くりっく365では国内のマーケットシェアを20%以上獲得しており、国内デリバティブ取引全体のマーケットシェアも伸ばしている証券会社です。
インバスト証券の主軸であるトライオートFXやトライオートETFなど、つまりFXやCFDなどのデリバティブ取引における信用リスクを考えた際、他の企業と比較して信用できる証券会社です。
インヴァスト証券では、顧客資産を守るために三井住友銀行に信託分離保管※されており、仮にインヴァスト証券が経営破綻してしまったとしてもユーザーの資金は守られます。
※信託分離保管とは証券会社とは別に顧客の資産を保管することで、証券会社等が破綻したときに顧客の資産を守る仕組みのこと。
インヴァスト証券が取り扱うシステムトレード、金融商品の評価と評判
トライオートETF
マネーハッチによる少額からの資産運用を可能にしたトライオートETFが投資家から人気の理由は、選定銘柄が日本国内だけでなく成長率の高い海外のファンドが運用するETF(上場投資信託)に投資を行うからです。
- ETF=投資信託が誰でも買えるように株式市場に上場したもの
- 投資信託=株式や債券などの金融商品を小口にパッケージ化し運用会社によって運用されるもの
日本の玄人投資家から好まれる銘柄
投資家から評価の高い海外ETF
- バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF【バンガード新興国株】
- プロシェアーズ ウルトラプロQQQ【ナスダック100トリプル】
- iシェアーズ ラッセル1000バリューETF【大型バリュー株】
世界最大規模の資産運用会社、バンガード・ブラックロック、あるいは米系の中堅運用会社のプロファンズを主としたETFを購入することができます。
日本株に投資するよりも米国株に投資をする方が成長率が高いことを勤勉な日本の投資家は理解しており、それを採用したトライオートETFに人気が高まっています。
このほか、東証株価指数=TOPIX連動型上場投資信託【TOPIX連動ETF】や日経225連動型上場投資信託【日経225ETF】など、日本国内のインデックス投資の王道銘柄も選択することができます。
資金効率のよいCFD
トライオートETFはCFD=差金決済取引であるため、現物のETFを保有しません。為替市場における差金決済取引=FXのようなものだととらえていただくとわかりやすいかもしれません。
そのためレバレッジをかけることができ資金効率を高めることができます。一見するとかなり危険のように感じますが、上記のように、成長率の高い米国が組み入れられたETFに対して行われるため、FXよりはるかに戦略がとりやすいです。
さらに、通常のETF購入においてかかる売買手数料が無料であることも大きなメリット
CFDは現物を所持しないため米国、中国、ヨーロッパのETFを”円”のままで取引を行うことができ、為替相場の急激な変動が起きた際にも為替差損が発生しません。
レバレッジをかけることよりも為替差損が発生しないことや売買手数料がかからないことによるメリットが大きいです。
ETFを購入する際、一度円をドルに換えてETFを購入し売却したらドルで受け取ります、その際に円の価値があがり、ドルの価値が下がっていた場合損をします。これを為替差損といい。トライオートETFを利用する場合為替差損が発生しません。
マネーハッチを利用した積み立て投資
元手ゼロから資産運用を行うことができる仕組みをインヴァスト証券は用意しました。それが『マネーハッチ』です。
インヴァスト証券が発行するクレジットカード・『インヴァストカード』は還元率1%の高い還元率。還元されたポイントは毎月自動的に現金化されマネーハッチの口座に振り込まれます。
マネーハッチ口座では、『リスク重視』『バランス重視』『リターン重視』の3つのなかから銘柄を決めレバレッジをかけない積み立て投資を行います。
上記画像のように貯まったポイントが勝手に投資されるため初心者にも安心です。
選ばれた銘柄は自動的に分散投資が行える優良銘柄多く投資の第一歩として活用したいサービスです。
こうした少額から行える資産運用は金融リテラシーが高く資産を多く持つサラリーマン投資家に人気で、パフォーマンスを測るためにもすぐに始めた方が良いようです。下記記事では資産総額6億円の兼業投資家のインタビュー記事です。
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トライオートFX
最近利用者を増やし続けているFX自動売買で最も人気のあるシステムがトライオートFXです。
FXはレンジ相場になるという為替相場の本質をついたロジックを利用するため継続的な利益が見込め、利用者が増加しています。
FX初心者にもやさしい自動売買セレクトが選択可能に
2018年7月14日よりスタートしたトライオートFXで使える自動売買セレクトは、通貨ペアの選択を簡易的にし、必要な資金を提示してくれます。
FXは膨大な量の通貨ペアのなかから各国の経済情勢から自分で決めて、買いポジションや売りポジションを選定しなければなりませんが、これなら初心者にも簡単です。
コアレンジャー・スワッパーと名付けられたシステムは過去4年のバックテストの結果からレンジの中心点を決めて運用する方針と、トルコリラや南アフリカランドなど右肩下がりの高金利通貨に対して反騰を狙う方針を打ち立てたロジックです。
バックテストの結果、リターンの多い通貨ペアでは4年で300%を超える収益率を実現しています。
トラップ・リピート注文型では業界最安水準
レンジ相場において買いと売りのポジションを断続的に保有し利益確定し続けるトラップ・リピート注文型のFX自動売買において業界最安水準の手数料です。
また、両建てを前提とする仕組みによるマイナススワップポイントの損失もシステムトレードにおいてはかなり良心的。
FXにおける手数料が安く(スプレッドが狭い)マイナススワップポイントの他社よりも優遇されているため、FX自動売買においては口座開設者が多いです。
冒頭にあげた、預かり金の増加からもみてとれますね。
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シストレ24
ミラートレード型のFX自動売買システムであるシストレ24では、高リターンが望めるロジックを組み込むだけで収益を確保するというコンセプトです。
トライオートETFやトライオートFXとちがい、それぞれのロジックを吟味する必要はありますが、FX経験者が自らロジックを自作することができ、開発者となることもできます。
俺のフルオートから優秀なロジックを選ぶことができる
インヴァスト証券のシストレ24では、『俺のフルオート』と題して収益率のランキングを競うイベントが行われています。
こうしたランキングを利用することで、仕組みがわからなくても運用できる点があります。
他方、必要な資金やリスク管理は、プログラムの制作者に依存するため、価格.comの比較サイトのレビュー評価はいまひとつでした。
シストレ24は自ら勝てる仕組みを作れる人が利用するのが望ましいです。
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インヴァスト証券は初心者にわかりやすいデリバティブ取引を提供する証券会社
インヴァスト証券は金融リテラシーの低い層にも簡単に始められるシステムトレードが売りの日本有数の証券会社です。
少額から積立投資が行えるインヴァストカードやトライオートETFはこれからさらに話題になることでしょう。
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