2017年から「元手ゼロから資産運用」という触れ込みで発行が始まったインヴァストカードはシステムトレードで有名なインヴァスト証券がジャックスと提携して発行するクレジットカードです。
その特徴はクレジットカードの利用で貯まるポイントを現金として証券口座に還元し還元されたお金で投資を行う=お金を入金せずに投資を行えるクレジットカードとして業界初の試みを行っています。
目次
インヴァストカードとは?
インヴァストカードの発行元をサクッと紹介
インヴァストカードを発行するインヴァスト証券は、トライオートETFやトライオートFXで有名な証券会社です。
システムトレードとは、あるロジックに基づいた自動売買プログラムによって投資を行ってくれるシステムのことを指します。
特に、日本人になじみがない理由として、シストレ=FX自動売買=ギャンブル=あやしい。
といった側面があり、なかなか取り上げられにくいため一般の方は目につかないのかもしれません。
ジャックスは家電量販店などのショッピングローンで有名な大手のクレジットカード発行会社です。
システムトレードで有名なインヴァスト証券とクレジットカードで有名なジャックスがタッグを組んで発行するのが「インヴァストカード」ということです。
インヴァストカードの特徴
インヴァストカードの特徴 | |
年会費 | 無料※ |
ブランド | VISA |
還元率 | 1%~1.5%※ |
ETCカード | 無料 |
ポイント獲得単位 | 100円単位 |
※初年度無料かつ通常年会費1350円は年間で1度でも利用すれば無料になります。
※ジャックスモール経由で商品を購入した場合、通常の1%+αで上乗せがあります。
年会費は簡単に無料にできるシステムが高評価
インヴァストカードは通常1350円の年会費がかかりますが、年に1度でも利用をすれば無料で使うことができる仕組みです。
「ポイント積立投資専用クレジットカード」として宣伝されていますから、年会費でポイント還元率を帳消しにされては、消費者としてはたまったものではないですからね。
選択できるクレジットカードのブランドはVISAのみ
利用加盟店が最もおおいVISAであるためそれほど気にはなりませんが、VISAブランドのみ発行可能なクレジットカードです。
VISAブランドのみのインヴァストカードですが、電子マネー、iD、Quick PAY Suicaにも対応していることから日常生活で利用する分には全く問題ありません。もちろん電子マネーにも常時1%の還元を受けることができます。
還元率は常時1%でネットショッピングを利用する場合最大で1.5%まで還元率を増やせる高還元率クレジットカードに
インヴァストカードの還元率は常時1%ですが、ジャックスサイトを経由することで大手ネット通販のAmazonや、楽天市場での買い物で還元率をMax1.5%に増やすことができる仕組みが強みです。
Amazon | +0.50% |
楽天市場 | +0.50% |
もちろん、Amazonや楽天だけではありません。が、こうしたネット通販を会員サイトである、ジャックスインターコムクラブから、ジャックスモールを経由して上記の通販サイトを利用することで常時1%還元のクレジットカードにプラスアルファを追加することが可能です。
さらに、インヴァストカードのほかに例えば楽天市場であれば楽天スーパーポイントが貯まるなど、ポイントを2重どりすることも。
ネット通販限定とはいえ小さな積み重ねが大切ですから、こうした仕組みはとてもありがたいですね。
インヴァストカードの魅力を紹介
常時1%のポイント還元で元手ゼロから資産運用を始められる
インヴァストカード最大の魅力はクレジットカードの還元で得られるポイントがそのまま現金として機能するところです。
具体的な手順として、
- インヴァスト証券口座にポイントが現金として貯まる
- 貯まった現金をシステムトレードで運用を行う
- 売却した分はそのまま現金として残る
といった、通常の株式投資やFXと同じような流れを「無料」で行うことができます。
キャンペーンで1000円もらえる
現在インヴァスト証券では、カードの発行審査が完了したユーザーに1000円プレゼントキャンペーンを行っています。
与えられた1000円はマネーハッチによる積立運用が開始されます。
もちろん売却して現金にしてもよいです。
クレジットカードとしてのインヴァストカードは可もなく不可もなく
還元率常時1%といえば、楽天カードやYahoo!Japanカードなど今でいえばいわば当たり前になってきたところで、還元率1%というのは珍しくありません。
先ほどご紹介したように、トライオートETFの仕組みをうまく使いこなせるかどうかがこのクレジットカードを持った方が良いかの最大の争点であります。
一方、クレジットカードとしてだめなのか?といえばそうでもありません。例えば以下のようなものは自動付帯となっています。
- 国内旅行傷害保険が付帯
- ネット安心サービス
- カード盗難保険
など、クレジットカードを利用する上で安心して使えるよう配慮されている点はとても高評価です。
トライオートETFの仕組みは誰でも簡単に使いこなせる
マネーハッチを利用した積み立て投資
元手ゼロから資産運用を行うことができる仕組みをインヴァスト証券は用意しました。それが『マネーハッチ』です。
インヴァスト証券が発行するクレジットカード・『インヴァストカード』は還元率1%の高い還元率。還元されたポイントは毎月自動的に現金化されマネーハッチの口座に振り込まれます。
マネーハッチ口座では、『リスク重視』『バランス重視』『リターン重視』の3つのなかから銘柄を決めレバレッジをかけない積み立て投資を行います。
上記画像のように貯まったポイントが勝手に投資されるため初心者にも安心です。
選ばれた銘柄は自動的に分散投資が行える優良銘柄多く投資の第一歩として活用したいサービスです。
こうした少額から行える資産運用は金融リテラシーが高く資産を多く持つサラリーマン投資家に人気で、パフォーマンスを測るためにもすぐに始めた方が良いようです。下記記事では資産総額6億円の兼業投資家のインタビュー記事です。
トライオートETF
マネーハッチによる少額からの資産運用を可能にしたトライオートETFが投資家から人気の理由は、選定銘柄が日本国内だけでなく成長率の高い海外のファンドが運用するETF(上場投資信託)に投資を行うからです。
- ETF=投資信託が誰でも買えるように株式市場に上場したもの
- 投資信託=株式や債券などの金融商品を小口にパッケージ化し運用会社によって運用されるもの
日本の玄人投資家から好まれる銘柄
投資家から評価の高い海外ETF
- バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF【バンガード新興国株】
- プロシェアーズ ウルトラプロQQQ【ナスダック100トリプル】
- iシェアーズ ラッセル1000バリューETF【大型バリュー株】
世界最大規模の資産運用会社、バンガード・ブラックロック、あるいは米系の中堅運用会社のプロファンズを主としたETFを購入することができます。
日本株に投資するよりも米国株に投資をする方が成長率が高いことを勤勉な日本の投資家は理解しており、それを採用したトライオートETFに人気が高まっています。
このほか、東証株価指数=TOPIX連動型上場投資信託【TOPIX連動ETF】や日経225連動型上場投資信託【日経225ETF】など、日本国内のインデックス投資の王道銘柄も選択することができます。
資金効率のよいCFD
トライオートETFはCFD=差金決済取引であるため、現物のETFを保有しません。為替市場における差金決済取引=FXのようなものだととらえていただくとわかりやすいかもしれません。
そのためレバレッジをかけることができ資金効率を高めることができます。一見するとかなり危険のように感じますが、上記のように、成長率の高い米国が組み入れられたETFに対して行われるため、FXよりはるかに戦略がとりやすいです。
さらに、通常のETF購入においてかかる売買手数料が無料であることも大きなメリット
CFDは現物を所持しないため米国、中国、ヨーロッパのETFを”円”のままで取引を行うことができ、為替相場の急激な変動が起きた際にも為替差損が発生しません。
レバレッジをかけることよりも為替差損が発生しないことや売買手数料がかからないことによるメリットが大きいです。
ETFを購入する際、一度円をドルに換えてETFを購入し売却したらドルで受け取ります、その際に円の価値があがり、ドルの価値が下がっていた場合損をします。これを為替差損といい。トライオートETFを利用する場合為替差損が発生しません。
もちろん、有効的に使える方は最大限インヴァストカードの武器を使っていただければよいのですが、知識がない人(ここでいう知識がないはまったくもって投資用語などがわからない人を指します)がトライオートETFを利用する際覚えておかなければならない点が3つほどあります。
注意点:金利とスプレッド
差金決済取引であるため、取引をするために発生する手数料が「スプレッド」と呼ばれるものです。FXなどをされたことがある方にはなじみがある言葉かもしれませんが、買いの価格と売りの価格に最初から差額が生じることをいいます。
つまり、自動売買で手数料を多く取られてしまう可能性があるということです。
また、ETFに対する金利 約0.9%+Liborという取引コストが発生します。
ようするに、金利とスプレッドが発生するため投資の知識がない人が運用すると実は損している可能性があるということですね。
インバストカードはインヴァスト証券に口座開設をしてから
この流れで注意していただきたいのは、インヴァストカードを使う=インヴァスト証券の口座も作るといった意味ですのでそこはしっかり覚えておきましょう。
元手0から資産運用をしよう
CFD取引というと難易度が高そうな雰囲気ですが、実際インヴァスト証券は優良な銘柄のみ取り揃えているため、FXなどよりはよほど初心者にもおすすめできます。
発行元のインヴァスト証券の内容が知りたい方は下記記事を参考にしてください。