FXトレード日記

【仮想通貨】「投資」するならビットコインと株どっちも買おうよという話

僕が投資の世界に足を踏み入れたのは、高校生の頃。中学生時代に石田衣良原作の「波の上の魔術師」のドラマ版「ビッグマネー! 〜浮世の沙汰は株しだい〜」を見たのがきっかけです。

故植木等さん演じる小塚泰造がすごく印象的で、老獪で、紳士的な態度は「こんなおじいちゃん素敵!」と、なんども見返しました。
時は流れ高校生になり、波の上の魔術師の原作も読んで「よし、いっちょやるか」とスタートしたのですけれども、未だに巨万の富を気づけてはいません。

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さて、年末まで大暴騰していたビットコインが年始早々から急落し、ニュースになったので、弱小の個人投機家であり、弱小ブロガーの僕が何かかけることはないかと思いたち、ここに記しておきたいと思います。

これが誰かの参考になれば幸いです。

ビットコインとはそもそもなんぞや。

言語化して説明するのが難しい、仮想通貨・・・

そもそも通貨を知らずして、仮想通貨を語るのは間違っていると思いますので、そこから記載していきたいと思います。

通貨、金。お金がある前の世界は物々交換するのが当たり前だったのですが、魚1匹と牛1頭では価値が釣り合わなくて困るので、お金という間接的なものを利用することで、この手間を省こうということから始まってます。

しかし、皆が使えないと意味がないので、皆に行き渡らせないといけないな(貨幣の流通だから通貨)、じゃあお金を管理する人が必要だな、ということで中央銀行ができるのです。(日本銀行)

スーパー簡単に説明すると、こんな感じです。

仮想通貨は「中央銀行」がない、ネットワーク上の通貨のことを言います。

ちょっと待って、それって誰が管理するの?

ビットコインシステムは、ネットワーク間で相互に管理し、決済をする仕組みを使っているシステムということです(解釈が間違っていたらすみません。)

ビットコインのメリットは中央銀行が介在しないので、世界をまたいで商品を売買する際にビットコインで値段が決められたものは為替相場変動の影響を受けないことだと思っていましたが、ビットコイン事態の変動幅が大きすぎて、通貨として完全に機能させるには無理があるようです。

そして、変動幅が大きい金融商品は投機目的で利用されます。

FXはお金とお金の取引ですので、その流動性が魅力的です。特に国が通貨発行を管理しているので、政治や経済発展が「お金」そのものに価値を与えているのですが、ビットコインは管理する機関、組織、人、なんでもいいのですが、そういったものがないため、世界のどこかの需要で価格が一気に変動します。

一瞬の変動幅は先物よりも大きいのではと思います。

株とかコーヒー、大豆、などの商品(コモディティ)とそう、変わらないんじゃないかなぁ。

例えば、いま日本で行なっている、日銀の金融緩和は、お金の流通量を意図的に増やす試みをしています。それを察知した投資や金融機関が円を売ったり、買ったりして、価格が変動するのに対し、ビットコインは金(ゴールド)に近い。金の価値は、装飾物としての価値の他に、昔から「有事の際にお金と交換する」役割があります。実は昔からお金に対して皆、懐疑的な見方をしていたのだということです。

チャートから見る金

出典楽天証券

出典-楽天証券

戦争や、リーマンショック時など、お金の価値が毀損しそうな時に金が買われていることがわかります。
有事の際に資金の逃げ先→リスクオフ商品

一方で最近では、金相場も過熱感があり、変動幅の高い商品になりつつあります。

リスクオン、リスクオフって何?

経済のニュースでリスクオンで下落、リスクオフで上昇みたいな記事がありますが、一体どいうことなんでしょう?

市場参加者(投資家)がリスクを取りに行く→リスクオン

市場参加者がリスクを避ける→リスクオフ

金融商品が複雑になりすぎていて、最近では何がリスクオンで何がリスクオフなのか、特にわかりづらくなっています。
先ほど例を挙げた「金」は絶対的なリスクオフ商品と考えられていました。価値がある程度担保されているので、暴落しても価値が損なわれないだろう、戦争が起きても金を持っていれば大丈夫だろう、という考え方ですね。

しかしそれもひと昔の考え方で、単純にリスクオフ=ゴールド買いという流れが最近変わり始めています。

ガソリンの元となる原油もそうです。シェール革命によって、アメリカは中東に頭を下げなくても自国で取得できるので、今までのルールがここ数年で大きく変わり始めているのです。

じゃあ、ビットコインはどうなんだ?

 

出典-BitFlyer

大きく変動しているのは昨年の6月頃のブレグジット時期と今年の暴落時期と一致しています。

表示している2枚は実際のビットコインの価格(1枚目)とヒストリカルボラティリティ(変動幅)です。

相場をやっている人は実はこんなことを書くまでもないのですけれども、つまりビットコインもリスクオフ商品ということになります


金や原油は昔からあって、流動性や価値が十分に認知されているので、こういった部分ではビットコインは非常にリスクオフ商品だということがわかりやすい。

イギリスの国民投票結果を受けた時の日経平均は1000円を超える暴落、先物相場ではサーキットブレーカーと言われる事態になりました。

ドル円相場も5円以上の下げ幅で相場は大混乱。

そして混乱していたのはこの2つだけでなく全世界同時株安、通貨安。通貨安は、今まで買っていたドルやそのほかの通貨から一斉に資金が抜かれるために、起こります。

有事の円買いと言われますが、なぜか我が国の日本の円はよく買われます。

イギリスがEUから離脱するとどうして通貨危機(通貨安)になるのかは、池上彰先生の本を読むとよくわかります。

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次の急騰はいつ?

 

ここまでのお話でビットコインがリスクオフ商品であることはわかりました。
じゃあいつ急騰するの?

今回残念ながら高値掴みして急落してしまった方は安心してください!戻ります!(本当は安心できないのですが)

リスクオフ商品の特徴は先ほども見ていただいた通り、戦争の時とか、リーマンショックの時のように、世界が恐慌に陥りそうなタイミングに大きく上昇します。

ビットコインが急騰するのは、基軸通貨であるドルの信用が揺いだ時、つまりドルが売られた時=円高

円高だと日本経済は不景気になりそうですが(っていうか円安でも僕たち庶民の生活は苦しいままですが)、とにかくそういうことになります。

今回の急落の原因は人民元(中国の通貨)に対して中国共産党が介入を行って元を購入したのが理由。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ06H5P_W7A100C1000000/

人民元が上がるとなんでビットコインが下がる?

さっきドルが売られる時にビットコインが上がると書きましたが、中国経済というか中国市場は未だに古い体質で、未だに変動相場制(為替の)を受け入れきれずにいます。
なので、イングランド銀行を打ち負かした、僕らの(投資家)ヒーロージョージソロス氏が「人民元崩壊させるわ\(^o^)/」と意気揚々と「仕掛け」=人民元売りをしています。

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今回の急落は見兼ねた中国が外貨準備金(ドル)を売って市場から元を買ったため、ドル安=元高という構図になってしまったのが原因なのです。

中国の富裕層は、おそらくですけれども、自国通貨である人民元を信用していないので、元はこれからも下がり続けるだろうと思っているのだと思います。
そこで、元が安くなる=自分の資産が減っちゃう→じゃあビットコインにして防御しよう。

という流れだったのですが、中国政府が介入したことによって人民元上昇→「あれ?これ資産減らね?ビットコイン売って人民元に戻さなくては!」という流れ

そしてこの一件で中国無敵やん!思う方もいらっしゃると思うんですけれども、結局のところ、そろそろ中国の外貨準備金残高がやばい!と、ニュースになっていました。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-07/OJEAFL6TTDS001

これは度重なる今回のような介入によるドーピングの結果なのですね。

為替を含めた金融商品はこうした政治的背景が大きな変動に繋がりやすいので、投資=世界経済の勉強をしなければなりません。

そして外貨準備金の減少=国力の低下、国力の低下すなわち諸外国通貨に対して中国が弱くなるということです。当然のことながら、人民元はますます弱く(安く)なってしまいます。

ちなみに僕は、この中国崩壊のタイミングをずっと伺っています。リーマンショックを超える規模の恐慌がそのうち来ると囁かれてますが、ぶっちゃけ貧乏人にとってこれ以上貧乏にとっても変動幅がそうないように感じます。中流層のサラリーマンはとても苦労しそうですね。

専門的な話は抜きにして

ビットコインはその特性から、参加者が増えれば増えるほど通貨の流通量が増える仕組みになっているようです。
これからの金融商品ですので、参加者はどんどん増加するでしょう、その結果ビットコインの価格は上昇すると思います。

今まで書き連ねてきた内容のように、恐慌が起きた時には遥か上空まで資産を連れてってくれる可能性もあります。(とてつもなくすごい戦争が起きたらちょっとわからないですけど)

僕がビットコインに投資(投機)するなら、日本株も買う。

アメリカの方がオススメです
ここまで書いてきて、何が言いたいかというと、有事の際に急上昇するのですから、何かあった時の保険として使うのが一番合理的なものではないかということです。

今の日本株は上がりすぎていてどうも、という方も、ビットコインという保険をかけることで資産を守ることができます。

通貨や金融に対しての知識をつける

最後に

僕は主に父親に教えられたり書籍を読むことで知識を身につけました。(大学では教えてもらわなかった)

僕がお勧めする為替に対する書籍を紹介します。

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